海外の”折り紙ヒコーキ”

海外作家の作品を中心に集めた折り紙ヒコーキの本が、最近出版されました。

『-特製折り紙付き- 世界の紙飛行機』
http://www.amazon.co.jp/dp/4270004665

一昨日書店で見つけて、買って帰りました。見ると、折り紙作家が作った折り紙ヒコーキを集めてありました。日本人では山口真さん、笠原邦彦さん、アメリカ人ではマイケル・ラフォースさんの作品が収録されていました。他、ポール・ジャクソンさんなど、知った名前が複数見られます。この方々はその道では有名な折り紙作家です。折り紙ヒコーキが専門ではありませんが、折り紙ができる人はある程度なら折り紙ヒコーキも作ることができるものです。また、先のレッドブルの大会でお会いした、イギリスのアンディ・チップリングさんによる薄型へそ飛行機も収録してありました。それから、中村榮志さんのものに良く似たタイプの飛行機も収録されています。また、注目すべき工夫として、トン・ヒン・タンさん、ラフォースさんの作品では、戸田折りとはまた違ったロック方法を用いて胴体を閉じていることがあります。さらにもう一点加えると、トン・ヒン・タンさんの作品には、立体機が1つあります。ちょうどダブルデルタ機のような形をしています。レッドブルの本会場で見た、ばたばた羽ばたくコウモリのような飛行機と同じであると思しき作品も載っています。豪華な作品集です。

しかし、見ると記述の誤りも見られます。たとえば、アンディさんの飛行機「タイム・アロフト」の説明書きが誤っています。その説明とは、次の通りです。すなわち、

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アンディ・チップリングは古いグライダーを生まれ変わらせ、イギリスで20.9秒の滞空時間世界記録を樹立しました。その後記録をのばし1998年、今度はアメリカで27.6秒という新記録を打ち立てています。実はアンディは、ギネス世界記録の紙飛行機大会公式ルールの起草者でもあります。
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上の説明によれば、アンディさんが27.6秒を出したことになりますが、誤りです。
これはアメリカのケン・ブラックバーンさんが、自身の四角い飛行機を飛ばして出したという記録です。動画がケンさんのウェブサイトに出ています。youtubeにアップされたもので、youtubeからもアクセスできます。

ケンさんのウェブサイト
http://www.paperplane.org/
動画
http://www.youtube.com/watch?v=fiQ1_2mGCtA

この本の著者はジェフリー・ルツキーさんという人ですが、この本はジェフリーさんが書いた英文を金成有希さんという方が訳して、文章にしているようです。ジェフリーさんがアンディさんとケンさんの記録を混同したか、あるいは訳者が誤解して訳してしまったのかも知れません。

中には空力的に、ないしは紙飛行機的に「?」な飛行機も載っていますが、しかしボリュームのある作品集です。海外の作家ならではの折り方、普段見慣れない手法が興味を引いています。
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●当面の目標は屋内で27秒。
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