感性のピアニスト

先日、ある方にご招待いただき、シャンソンを聴いてきました。
歌も演奏も素晴らしいものだと感じましたが、それとはまた別に印象に残ったのは、中休みの時間、女性ピアニストの方と、私が折った動物の折り紙について会話しているときのことでした。

その方は折り紙について、集中して創作しているときは、折り手の意識が完全に飛んでしまって、指が動き、紙がひとりでに形をなし、命を持つのですねと仰っていました。

私は吉澤章さんの作風を好み、私の作風もそれに近いものがあると感じていますが、そんなことがあって、かの女史の発言は、作品を創り出すときの感覚を非常に的確にとらえていると感じ、大変に驚きました。

紙が命を持つ、実際にそんなことが起こる訳はないのですが、この表現は折り紙の世界ではしばしば言われるところです。

女史は最後、私が折った折り紙のうち、吉澤さんの作品である、正方形の紙をごくわずか折っただけで作る犬をまっ先に手に取り、これ戴いていいですか、と訊ねてきました。川崎敏和さんのバラでもなく、巻貝でもなく、私のトドでもなくウサギでもなく、ブタでもなく(ブタは二番目に手に取りました)。

感性の人とは、芸術の世界に生きる人とは、かような人を言うのであると感じた夜でした。

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